ホコリと砂

お風呂屋さんに行った後の天丼は最高

警察署に始末書を提出した話し

私は一度だけ始末書を出すように警察から言われたことがある。理由は道路使用許可の期限が切れていたのに一方通行の道路を通行止めにして工事をしていたからだ。

記憶だと期限は前の日で切れてしまっていたと思う。それに気が付かず通行止めの看板に堂々と許可証を貼り付け、ガードマンさんに誘導してもらっていた。

道路使用許可のコピーを掲示しておけば、ほどんどの人は「工事しているんだなー」ぐらいに気にもとめない。たまに道路使用を取っているのかと言ってくる人がいるが、期限を確認するほどの人はいない。それが悪いことをやっている時に限って警察官が回って来て期限のチェックまでされてしまった。その時に私は、「悪い事をしている時に限ってバレるんだよなー」となぜか冷静に思っていた。

警察官からはすぐに道路使用をやめるように言われ(当たり前だが)、次に日に警察署に来るように言われた。警察署では道路課の担当者から、始末書を提出するまで道路使用許可は出せないと言われた。さっそく現場事務所に戻り、ネットから始末書の書式をダウンロードして自分の三文判を押して提出した。やっつけで作成した始末書をざっと目を通した担当者が、「この判子は会社の社長さんのなの?」と聞かれた。社判とも代表者印とも似つかない、安っぽい自分の判子が押してあるだけなので、正直に「俺のっすね」と白状した。そしたら「あなたの判子じゃだめだよ!社長さんからもらってきてよ!」と怒られてしまった。

夕方会社に戻って社長に経緯を説明し、やっつけ始末書に代表者印を押してもらっった。社長からは一言、「気をつけろよ」とだけ言われた。まともに叱責されるものと思っていたが肩透かしをくらってしまった。

そうして完成した始末書は無事に受理され、また道路使用許可を取れるようになって、竣工引き渡しまで持っていくことができた。